自分の発明のはずなのに、何故、うまく説明できないのか?

東銀座の特許事務所「クロスリンク特許事務所」のヤマダです。

たくさんの発明相談を受けてきて気になること。
それは自分の発明やアイデアの内容をうまく説明できない人が意外に多いということです。

皆さん、例外なく、一生懸命、説明をしてくれるのですが、どうも内容がわかりにくい。
そういうことが少なくありません。

自分の発明のはずなのに、何故、うまく説明できないのでしょうか?
それはおそらく、発明を説明するためのポイントが分かっていないからです。

たとえ素晴らしい発明であっても、ポイントを外した説明では弁理士に発明の内容がうまく伝わりません。
発明の内容がうまく伝わらなければ、いくら腕のいい弁理士に依頼しても特許を取ることが難しくなります。

本当は特許を取れるような素晴らしい発明なのに、説明が悪いために特許を取れなかった、
なんてことになったら勿体ないですね。
ポイントを押さえて、発明の内容を弁理士にきちんと伝えられるようにしましょう!

 

発明の内容をうまく伝えるためのポイント(その1)
~従来の技術を説明する~

特許を取るために大事なのは自分の発明と従来の技術との差(相違点)です。
ということは、自分の発明を説明する前に、従来の技術を説明することが大事です。

いきなり自分の発明を説明し始める人がいますが、それだと発明の特徴がわかりにくいです。
当て馬となる従来の技術を持ってきて、自分の発明と比較することで初めて、
自分の発明の内容が浮き彫りになります。

このとき、サンプル、模型、図面などを使って具体的に説明することが大事です。
言葉や文字だけの説明は抽象的になりがちで、発明の内容がうまく伝わらないのです。
従来品と自分の発明品のサンプルを並べて、構造や形状、材質、部品の配置など、
どこに違いがあるのかを指摘しながら説明すると、自分の発明の内容が明確になります。

 

発明の内容をうまく伝えるためのポイント(その2)
~従来の技術の問題点(課題)、課題を解決するための工夫を説明する~

発明は、従来の技術の問題点(課題)を解決するための手段と言われます。
このため、従来の技術にはどんな課題があったのか、
自分の発明ではその課題を解決するためにどんな工夫をしたのか、
という観点から説明すると、発明の内容が伝わりやすくなります。

例えば、従来の技術は「断面形状が円形の鉛筆」。
課題は「転がリやすくて机の上から落ちてしまう」ということ。
自分の発明ではその課題を解決するために「断面形状を六角形にする」という工夫をした。
という具合です。

課題を明確にすることは発明の内容を伝えやすくするだけではなく、
課題の解決策のバリエーションを想像しやすくするという点でも有効です。
鉛筆を転がりにくくするためには断面形状が六角形である必要はなく、
三角形でも四角形でもよいわけです。
このような考え方ができると、発明の幅、特許権の範囲を広げることに役立ちます。

 

 
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