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だからあなたの話はつまらない! 円楽師匠に学ぶ。話を面白くするコツ<コラム#85>

はじめに

昨日は、とあるトークショーに行ってきました。

そこでゲストとして登場したのが六代目・三遊亭円楽師匠!
そうそう。あの「瀬古さん似の楽太郎さん」です。

やっぱり話のプロはさすがですね!

入ってくるや否や、挨拶代わりの笑いをとって観客の気持ちを掴む。
含蓄のある話に会場が真剣に耳を傾けていたら、今度は一転、大爆笑させる。

まさに名人芸でした!

今日は、円楽師匠のお話から、話を面白くするコツを考えてみたいと思います。

 

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何故、あなたの話はつまらないのか

昨日のトークショーは放送作家・石田章洋さんと円楽師匠の対談形式で行われました。

 

 

石田章洋さん著「初対面でも話しがはずむ おもしろい伝え方の公式」(Amazon)

 

このトークショーでは、石田さんの新刊「おもしろい伝え方の公式」に因んで、

● 話を面白くするコツ

を中心に話が展開されました。

 

 

お二人のお話を総合すると、素人の話がつまらない理由は以下の3点に集約されるようです。

● 周りに対する気配りがない
● 説明に終始している
● そもそも話す機会が少なすぎる

以下、個別に分析してみましょう。

気配りがないから、つまらない!

円楽師匠は、

人を笑わせるには、空気(気配)を読むこと、気を配ること、が大事

だと言っていました。

その理由は、

「笑い」はコーディネートだから

 

聞き手との結びつき(関係性)

これがなければ「笑い」なんて成立しないよ、ということなんでしょうね。

 

円楽師匠は、落語の本編に入る前のマクラ(導入)の部分で、高座から客席全体を見渡しているそうです。

客席の一方向を見て一部のお客さんに向かって話していても、絶えず客席全体に意識を集中させて気配を感じ取っている。
そして、あまり話に集中していないお客さんがいると、そっちを向いて話を振り、意識を自分の方に向けさせる。

まず、マクラの部分でお客さんとの関係性をしっかり作り、それから徐ろに落語の本編に入っていく、というわけです。

 

僕ら素人は、マイクを渡されると、いきなり自分の話をベラベラ喋り始めてしまいます。

会場が温まっていない、自分に対して興味も持ってくれていない、相手が話を聞く準備もできていない…。
そんな状態で話し始めたら、話を面白がってくれるわけがありません。

まず、話し始める前に、しっかりアンテナを立てて周りの空気を読む。
そして、相手との関係性を作る。

この2つに腐心することが大事なんですね。

説明に終始しているから、つまらない!

円楽師匠は、

「説明」は面白くない

と言っていました。

その理由は、

(聞いている方は)状況が見えないし、映像も浮かばないから

 

確かに、これでは感情移入もできないし、共感もできません。

 

「説明」は単なる事実の伝達です。
NHKのアナウンサーが淡々と伝えるニュースに「面白さ」はありませんよね?

彼らは報道の客観性を保つのが仕事です。だからあれでいいんです。
でも、自分の話で人を笑わせたい、楽しませたいと思ったら、それではダメ。
「説明」するだけでは聞き手の感情を動かすことはできないんですよ。

 

円楽師匠は、その話の映像の中に登場人物として入りこむ、というやり方をするそうです。

外から見たものを伝えるのではなく、話の中の登場人物として実際に感じたものを伝える

これなら単なる事実の伝達にはならず、話が体温を持ちます。
登場人物の感情にしても、情景描写にしても、現実味のある生き生きとした表現で伝えることができます。

こうすることで、相手も興味を持って話を聴いてくれるようになるのです

 

因みに、この方法だとセリフも飛びにくいそうです。
覚えたセリフを口に出すのではなくて、中の人の気持ちになって話しているからですね。

 

いつも話してないから、つまらない!

円楽師匠は

とにかく話すこと
スベるのを恐れず、恥をかけ

と言っていました。

言葉を使うことで表現が磨かれていく

からだそうです。

 

やっぱり場数を踏む必要があるんですね。
「うまくなったら話そう」なんて思っていたら、一生話せるようにはならない、ということです(笑)

 

 

師匠の言葉の中で印象的だったのは「読み言葉」「書き言葉」「話し言葉」は全部違うよ、というお話。

ヤマダなりにまとめてみると、

● 他人の考えを文字で読み取る「読み言葉」
● 自分の考えを文字で伝える「書き言葉」
● 自分の考えを声で伝える「話し言葉」

誰から誰に 伝達手段
読み言葉 他人 ⇒ 自分 文字(間接的)
書き言葉 自分 ⇒ 他人 文字(間接的)
話し言葉 自分 ⇒ 他人 声(直接的)

ということだと思います。

たとえ伝える内容が同じでも、表現は全く違ってきそうですよね?

 

師匠は、

文字を追ってるから余裕がなくなる。つまらなくなる

という話もしていました。

いつも話していないと、「書き言葉」でそのまま話そうとしてしまう
だから、面白さがうまく伝わらないんです。

 

● 「書き言葉」を「話し言葉」に置き換える
● 目の前にいる相手を意識した表現に変える

ことで、相手の反応も違ってくるはずです。

まとめ

名人・円楽師匠の金言、いかがでしたか?

面白い話をするには、

● 話し始める前に相手との関係性を作る。
● 話の中の登場人物として実際に感じたものを伝える。
● 「書き言葉」ではなく「話し言葉」で話す。

事が大事です。あとは場数を踏むのみ。

この辺りを意識すれば、きっと面白い話ができるようになると思いますよ!

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