※アイキャッチ画像はAI(NotebookLM)で生成
商標は登録した後が大事。登録した後にはその商標を使用し、見込み客に知ってもらい、商品やサービスで得た信用を商標の上に貯めていく。そうすることで、ブランド力を伸ばしていくことができます。
そのために必要な施策が「情報発信」です。このブログでは、ブランド力の向上に必要な情報発信についても触れていきます。
今回のテーマはSNSについて。
X、Instagram、YouTube、Threads……。これらのSNSを使って、会社のことを知ってもらう、ファンを増やす、商品やサービスの販売につなげる。SNSを販促活動やブランド力の向上に使っている企業さんも多いと思います。
ただ、最近、以前と比べて反応が悪いなぁと思いませんか?
私はこんな事を感じています。
SNSで起きている3つの問題

1つめ。情報が届かない。
自分の投稿はフォロワー全員に届いていません。いわゆる「アルゴリズムの壁」というやつです。SNSの運営会社側に投稿の表示を制御されているということです。
2つ目。広告ばっかり。
広告主の投稿ばかりが優先され、自分たちの投稿はますます表示されにくくなります。SNSの運営会社は広告料が収益源ですからね。
そして3つ目。BAN祭り。
X、Instagram、YouTube、Threads……。これらのSNSで大量のアカウントBAN(アカウントの凍結)が起こっています。
SNSの運営会社側としては、AIで生成した大量の低品質コンテンツ(AIスロップ)の流入を阻止したいんでしょう。ただ、良質なアカウントやコンテンツまでがとばっちりを食っています。アカBANの判断もAIがやっているから、間違いが起こるんです。
実際、私もXでサーチBANというペナルティを受けています(アカウントはあるが、検索しても表示されない)。不服申立てをしてもAI対応でたらい回し。復活の見込みはありません。

情報はフォロワーに届かない。アカウントBANのリスクもある。
ブランドを育てる重要な役割を、このままSNSに委ねていていいんでしょうか?
SNSは「借り物の壺」にすぎない

ここで一度、立ち止まって考えてみてください。
あなたがSNSで積み上げてきたフォロワー、投稿、ブランド。あれは誰のものですか?
法的に言えば、あなたのものではありません。SNSの運営会社の規約に従って、その場所を「使わせてもらっている」だけ。言い換えれば、アカウントは「借り物の壺」です。フォロワーリストにあなたはアクセスできないし、表示順はアルゴリズム次第。極端な話、運営会社の判断ひとつで、ある日突然、すべてが消える。
これって、借り物の壺に大事な読者からの信用を溜め込んでいっているようなものなんです。持ち主の都合で、「明日から使わせないよ」と言われたら、ジ・エンド。
弁理士の視点から見ると、これは「他人の商標に信用を貯めていっている状態」と変わらないんです。せっかく良い名前を作って、信用を貯めても、それが自分の資産になっていない。ある日突然、他人に持っていかれる。
ブランドを資産にしたいなら、その器である壺も自分のものにしておかないと意味がないんです。
私も情報発信の手法を、根本から見直しました
実は私は昨年の12月1日から今年の4月30日まで、複数のSNS(Facebook、LinkedIn、note)への毎日投稿を150日間続けていました。しかし、さほど効果は感じられず、砂に水をまいているような徒労感を感じました。
そこで今後、自分のブランドを育てるために、情報発信の手法を根本的に見直しました。
- 1つめ。自社ブログ(オウンドメディア)を育てる。自分名義の壺に信用を貯める、ということです。
- 2つめ。プッシュのメディアを作る。「確実に情報を届けるメディア」を作る、ということです。
1つめの「自社ブログを育てる」について。

自分の会社のサイトであれば、アカウントがBANされてすべてを失うことはありません。SEO(検索エンジン最適化)やGEO(生成エンジン最適化)の対策で、自分の情報を検索エンジンやAIに認知させる努力は必要ですが、ウェブ上に情報を安定的に蓄積していける魅力があります。
私もこのサイト「ネーミング・ノウ(https://xlinkpat.jp/naming/)」で、定期的な記事更新を再開しました。
「ブログが母艦」。情報発信は全て自社サイトを起点にし、そこから拡散させていく、ということにしたわけです。
2つめの「プッシュのメディアを作る」について。

SNSでは情報は届かなくなってきており、ブログも読者に見に来てもらわないと情報が届きません。
そこで、見込み客に直接、情報を届ける手段を確保する。私はメールマガジン(ニュースレター)を始めました。メルマガなら、自分のタイミングで情報を読者に届けることができます。LINE公式などもメルマガと同様に、情報を届けることができるメディアです。
そして、このメルマガとして、今注目が集まっている新サービスを利用しています。
注目の新サービス「Substack」。なぜ今、「Substack」なのか

実は、ちょうどゴールデンウィークの辺りから、新しいSNS「Substack(サブスタック)」が日本で流行の兆しを見せています。
この「Substack」は、XのようなSNS機能と、メルマガ配信機能を併せ持つサービスです。また、広告がなく、広告収益に依存しないビジネスモデルを採用しています。
日本ではまだあまり知られていませんが、世界全体で見ると月間アクティブ購読者が3,500万人を超えているんですよね。
新しいSNSというと、「どうせ一過性のブームに終わるんじゃないの?」と疑念を持つ方もいらっしゃると思います。マストドン、Clubhouse、Mixi2……。新しいSNSが登場しては消えていったのも事実です。
しかし、私は「Substack」はそうはならないのではないかと予想しています。
「Substack」は創業から8年間ずっと赤字だったにも拘らず、1億ドル(約140億円)の資金調達に成功し、11億ドル(約1,600億円)の価値を持つユニコーン企業となっています。投資家たちも価値を認めたサービスということです。
「Substack」について、米国在住の弁理士さんにお伺いしてみました。その方は、
SNSのアルゴリズム変更やアカウントリスクへの対策として、ビジネス・専門家層のスタンダードになってきている
とお話ししてくれました。
日本でも、イケハヤさん(Xフォロワー数:49.5万人)、キャリア孔明さん(同:10.7万人)、マーケターおさるさん(同:10.5万人)など、インフルエンサーが続々と、Substackに参戦してきています。
先日、ベストセラー作家の本田健さんも投稿を開始していました。
注目のSNSですので、新しもの好きの方はぜひ触ってみてください。
特に、著者、士業、コンサルタント、インフルエンサーの方へ
ここで一言、付け加えさせてください。
著者、士業、コンサルタント、インフルエンサー……。自分の名前で勝負している方にとって、SNSのアカウントBANは死活問題です。
あなたにとって、名前は事業そのもの。お客様からの信用の塊。その名前に紐づくフォロワーや読者を、他人の壺であるSNSに預けっぱなしにしておいて大丈夫ですか?
商標も発信メディアも自分の所有物として持つ。そうすることで初めて、名前の上に確実に信用が貯まっていき、「ブランド」という資産を手に入れることができるんです。
まとめ

今日の投稿では、
- 従来のSNSでは情報が届きにくくなっていて、アカウントBANのリスクがあること
- その対策として、自社ブログ(オウンドメディア)を育てた方がよいこと
- プッシュメディア(メルマガ、LINE公式等)を始めた方がよいこと
- 最近、新しいSNSとして、「Substack」が注目されていること
をお伝えしました。
ブランド力を高めたい企業様、そして自分の名前で発信している専門家・著者・インフルエンサーの皆様。ぜひこれらの施策を検討してみてください。
私のニュースレター「ネームチェンジャー®の視点」では、こうした「名前を資産にする」話を、もう少し深く・継続的に書いています。よかったらご登録を。
ニュースレターの配信を始めました!
ネームチェンジャー ヤマダのニュースレターを購読してみませんか?
最新記事のお知らせや限定コラムはニュースレターでお届けしています!
