ネーミングのテクニック|はじめに
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今回シリーズのテーマは企業買収。
この買収劇の中心にいるのが、「電脳雑伎集団」という大手IT企業です。
とても印象的な社名ですよね!
今日はこの「電脳雑伎集団」から、ネーミングのテクニックを学んでいきましょう!
「電脳雑伎集団」から学びたいネーミングのテクニックは以下の3つです。
② 商品・サービスと名前の間にねじれを作る
③ ワードとワードの間にねじれを作る
ネーミングのテクニック①|ねじれを作る
ネーミングのテクニック、1つ目のポイントは、
です。
ここで言う「ねじれ」とは、
を意味します。
からです。
名前にわかりやすさは必要です。
難しい名前は覚えてもらえないからです。
このため、ネーミングの際に、
- わかりやすく
- シンプルに
でも、これを徹底しすぎると、
「ありきたりで、印象に残り難い名前」
ができあがります。
こういう名前は耳馴染みが良すぎて、右から左へすっと抜けていってしまうんです。
だから、名前のどこかに、ストレートではない「ねじれ」の要素を入れてあげるとよいです。
「ねじれ」部分(ミスマッチやギャップのある組み合わせ)の違和感や引っ掛かりが印象に残り、名前を覚えてもらえるからです。
このように、
というメリットがあります。
以下、「ねじれ」の具体例を挙げながら、説明していきます。
ネーミングのテクニック②|商品・サービスと名前の間にねじれを作る
ネーミングのテクニック、2つ目のポイントは、
ということです。
からです。
例えば、銚子電鉄が販売しているお菓子「まずい棒」
「お菓子⇒美味しい」のはずなのに、「お菓子⇒まずい」。
ここで「ねじれ」を作っています。
商品・サービスの内容と名称の間のミスマッチ・ギャップが見込客の興味を惹くわけです。
「電脳雑伎集団」も「ねじれ」をうまく使っています。
最先端のIT企業なのに、「電脳」という漢字表記。
「半沢直樹」には、「電脳雑伎集団」の他にもIT企業が登場します。
- 瀬名社長率いる「スパイラル」
- 郷田社長率いる「フォックス」
です。
IT企業というと、こういうカタカナ表記(or アルファベット表記)の会社名が多いですよね。
そんな業界のセオリーを破って、「電脳雑伎集団」は漢字表記。
「新⇒旧」、「洋⇒和」という「ねじれ」を作っているわけです。
2つ目の「ねじれ」は、最先端のIT企業なのに「電脳」という古臭い表現。
「電脳(電子頭脳)」という言い方はかなり昔の言い方です。
今は「人工知能(AI)」の時代ですからね。
「電脳」というワードを使う人は殆どいないでしょう。
ここにも、「新⇒旧」の「ねじれ」を作っています。
このように、
というメリットがあるんです。
ネーミングのテクニック③|ワードとワードの間にねじれを作る
ネーミングのテクニック、3つ目のポイントは、
ということです。
2語以上のワードを組み合わせて名前を作る際に、
からです。
例えば、とんかつ屋の店名に「とんかつは飲み物。」
「とんかつ=食べ物」のはずなのに、「とんかつ=飲み物」。
ここで「ねじれ」を作っています。
このミスマッチな組み合わせが、名前の「意外性」や「面白さ」、「インパクト」を産むわけです。
「電脳雑伎集団」は、「電脳」と「雑伎集団」の2語の結合語です。
この「電脳」と「雑伎集団」の間にも「ねじれ」があります。
「雑伎集団」は「中国雑技団」に由来する言葉ですよね。
「中国雑技団」は、生身の人間の技・能力を極限まで高めた集団です。
超人的ではありますが、あくまで人間です。
一方、「電脳」というワードは機械的・電子的で、人間味は殆ど感じられません。
この2つのワードを組み合わせることで、「機械⇒人」、「テクノロジー⇒匠の技」という「ねじれ」を作っているわけです。
このように、
というメリットがあります。
ネーミングのテクニック|まとめ
「電脳雑伎集団」から学びたいネーミングのテクニックは、
② 商品・サービスと名前の間にねじれを作る
③ ワードとワードの間にねじれを作る
でした。
ネーミングをする際に、見た人が「ん?」と引っ掛かる部分(フック)を意識してくださいね!
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