12/16に、スター・ウォーズのスピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開されました!
Facebookのタイムラインには、「スター・ウォーズ史上、最も泣ける!」といった大絶賛コメント、気合の入ったコスプレで映画鑑賞を楽しんでいる写真などが続々とUPされています。
さて、この『ローグ・ワン』の熱気も冷めやらない中、早くも次回作「episode 8」の副題が判明した、というニュースが入ってきました。
オフィシャルにはまだ公開されていないはずの「episode 8」の副題が何故、判明したのでしょうか? 実は商標を調べると色々なことが分かるんです。
今日は世界最大規模の無料商標データベース「TM view」を紹介します。
「スター・ウォーズ エピソード8」のサブタイトルは「STAR WARS FORCES OF DESTINY」?!
「スター・ウォーズ エピソード8」のサブタイトルについて、こんな記事が出ています。
来年末の公開が予定されているライアン・ジョンソン監督の『スター・ウォーズ エピソード8』、その気になる副題の噂が聞こえてきました。(中略)
「噂:『スター・ウォーズ エピソード8』のサブタイトルは……」|GIZMODO
2月8日に欧州連合知的財産庁(European Union Intellectual Property Office)にLucasfilmから商標登録が申請されているのです。
登録申請名は…STAR WARS FORCES OF DESTINY
(以下略)
「スター・ウォーズ」のような人気シリーズになると、その影響力は映画だけに留まらず、様々な関連商品・関連サービスに広がっていきます。
そのため、それらの商品・サービスについて事前に商標を出願することが多いのです。
要するに、出願された商標を調べれば、
● 世の中の流れをいち早く知ることができる
● 企業がこれから先に行おうとしている事業が透けて見える
というわけです。
世界最大規模の無料商標データベース「TMview」
早速、調べてみました。今回使ったのは、世界最大規模の無料商標データベース「TMview」です。
「TMview」は、欧州連合知的財産庁(EUIPO、旧:欧州共同体 商標意匠庁<OHIM>)が無料で提供している、商標に関する情報提供サービスです。
申請中の商標や既に審査が終了して登録された商標を世界規模で一括して調べることができるのでとても便利です。
この「TMview」で「STAR WARS FORCES OF DESTINY」を調べてみると…。
出てきました! 検索結果の画面はこんな感じ(*4)。
確かに、2016年12月8日付けで欧州連合知的財産庁に出願されています(略号「EM」)。同日付で米国特許商標庁にも出願されていますね(略号「US」)。
日本国特許庁への出願も一緒に検索することができます。日本にも出願されていると思うのですが、今のところそのデータは収録されていません。
まとめ
このように商標を調べることで、世の中の流れをいち早く知ることができます。ライバル企業がこれから先に行おうとしている事業だって覗き見できるかもしれませんよ。
その企業が出願した商標で使っている文字や言葉。ここから想像力を膨らませることで、その中身が見えてくることもあるはずです。
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